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【結論】学会参加の服装はスーツvs私服のどっち?【本質から考える】

京極真
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本記事では「はじめて学術集会(学会)に参加します。服装はスーツと私服のどっちがよいですか?」という疑問にお答えします。

本記事のポイント
  • 学会の目的を踏まえると、答えは「どっちでもよい」です
  • ただし、「何でもよい」わけではないので常識の範囲内で選ぼうね
  • よくある質問にお答えしています

学会参加の服装はスーツvs私服のどっち?【本質論】

学会の目的は新しい知見を発表し、その妥当性を吟味すること

学会の目的は、研究に取り組む人たちが「新しい知見を発表し、その妥当性を吟味すること」です。

その原理は「学問の自由」であり、その構成メンバーが自由に討議しながら見識を深めていくことになります。

なので、服装を気にするぐらいなら、発表や質疑応答の質を高めることに注力した方がいいです。

学会によっては、特定の権威者が牛耳っており、自由に科学的妥当性を吟味しがたいところもあります。

でも、学会の本来の目的は新しい知見を発表し、その妥当性を吟味することだ、という点は強調してもし過ぎることはありません。

服装と実力は相関しない

学会の目的は「新しい知見を発表し、その妥当性を吟味すること」です。

この目的を達成できれば、実力がある。

そうでないなら、実力なしとなります。

目的達成はあらゆる営為で必須なので、服装が実力を高めることにつながるなら考慮の余地ありです。

では、学会でスーツを着ることは、実力を高めることにつながるか、、、と考えたら答えはノーですよね。

だって、スーツを着ていてもヘボはヘボですから。

逆に私服だから実力なしか、、、というとそんなことまったくないです。

私服でも凄い人はすごい。

服装と実力は相関しないのです。

学会参加の服装はスーツでも、私服でもどっちでもよい【本題】

結論:学会参加の服装はスーツでも、私服でもどっちでもよい

さて、いよいよ結論です。

学会の目的を前提に考えると、学会に参加するための服装はスーツでも、私服でもどちらでもよい、という話になります。

だって、学会の目的はおしゃれしたり、かっこつけたりすることではないんですから。

しかも、服装と実力は相関しない。

実際、学会に参加してみると、半袖半ズボン+ビーチサンダルという出で立ちで新規性のある知見を発表している人もいます。

もちろん、スーツでバシッと決めている人もいます。

ぼくが学会に参加するときの服装

ぼくは基本、ジーンズとTシャツとスニーカーという服装です。

冬はTシャツをパーカーに変えることぐらいはします。

講演にお呼ばれしたときも、基本は上記のような服装です。

例えば、以下は講演でお呼びしていただいたときの服装ですが、はやりTシャツです(写っていませんが、下はジーンズ、スニーカーです)。

http://ot-yamanashi.org/topics.html

もちろん、文脈にあわせて着る服を柔軟に変えればよいんです。

例えば、ドレスコードがあるような学会とかなら、スーツで参加したらOK。

または、スーツが着たい気分なら、スーツを着たらOK。

大事なことは「どっちでもいい」なので、皆さんのお好きにしたらいいです。

「学会参加の服装はスーツでも私服でもどっちでもよい」といっても常識はおさえよう

とはいえ常識はおさえるべし

「学会参加ではスーツvs私服のどっちをきるか?」という問いに対しては「どっちでもよい」と答える他ありません。

けど、「何でもよい」わけではまったくありません。

例えば、大事な部分に貝殻をつけたのみの出で立ちで参加するのは、夏場は涼しいでしょうけどたぶんアウトです。

学会参加にあたって「スーツvs私服のどっちがよいか?」と言われたら「どっちでもよい」です。

けども、「何でもよい」わけではないので常識の範囲内で選ぶようにしましょうね。

常識がわからない人はスーツが無難

そういうと、そもそも「常識の範囲内」がよくわからん、、、という人がいらっしゃいます。

例えば、「貝殻がアウトって、、、なんでなん??」と1ミリでも思った人は、そういう方に該当しちゃうかと思います。

そういう人は、あっちの世界に行ってしまうリスクありなので、スーツの着用が無難かと思っています。

認識が歪みがひどいと、「私の常識=世間の非常識」になっていて、しかもそのことに本人は気づかない、なんてざらに起こりえます。

なので、常識がよくわからん人はスーツ着用が無難ですよ。

学会参加の服装に関するよくある質問

質問

私服で学会に参加したら怒られました。どう考えたらよいですか?

とりあえず、テヘペロで乗りきろう

学会の目的を考えると、服装は「どっちでもよい」んです。

「どっちでもよい」とは、文脈にあわせてスーツでも、私服でも、その他でも適当に使い分けたらよいということです。

学会によっては、私服が文脈にあわないことがあるかもしれません。

でも、怒られたからといって、普通はその場で着替えることもできません。

でも、本来は「どっちでもよい」ので、反省したり、誤ったりするのも何だか腑に落ちません。

なので、例えば、ひとまずテヘペロして何となくその場を乗りきって、サクッと周囲を見渡し、皆さんがスーツならば次回からスーツにするか、スーツと私服の間ぐらいするかを判断したらよいでしょう。

もちろん、そんなことで怒るような面倒な人は避けた方がいいので、次回からその人に会わないようにするというのもありです。

質問

スーツで学会に参加したら苦笑いされました。どう考えたらよいですか?

とりあえず、テヘペロで乗りきろう

学会の目的を考えると、本当に服装は「どっちでもよい」んです。

つまり、文脈にあわせて柔軟にやればよい。

その学会にスーツで参加して、苦笑いさらたとしたら、文脈にあっていないのかもしれません。

なので、例えば、その場はテヘペロで乗りきり、他の参加者の服装をサクッと見ておき、私服が主流なようでしたら、次回からその学会に参加するときは私服で行ってみたらどうでしょうか。

質問

どっちでもいいと言われると、どっちがいいかわかりませんが、どうしたらいいですか?

迷ったらスーツでOK

学会の目的を考えると、服装はマジのマジで「どっちでもよい」です。

けど、どっちでもいいと言われると、自分で判断できなくなる人もいらっしゃいます。

その場合、無難にスーツで無問題です。

服装で悩むってわりと無駄なので、さくっとスーツを着て、学知の検討に集中しましょう。

まとめ:学会参加の服装はスーツでも、私服でもどっちでもよい

本記事では「はじめて学会に参加します。服装はスーツと私服のどっちがよいですか?」という疑問にお答えしました。

服装選びの参考になればうれしいです。

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著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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