【結論】文章力がない原因とその対策【研究者が語る】

きょうごく
本記事では「文章力を高めるにはどうしたらいいの?」という疑問にお答えします

本記事のポイント

  • 基本は「アウトプット量>読書量」であると理解しましょう
  • 文章には「型」があるので、それを徹底的に理解すべしです

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文章力がない原因は2つ

文章力がない原因は大きく言うと次の2つです。

ココがポイント

  • 読書量が根本的に少ない
  • アウトプットが圧倒的に足りない

文章力がない原因その①:読書量

文章力がない人は、たいてい読書量がとても少ないです。

読書の媒体は研究論文でも、書籍でもよいです。

高めたい文章力の方向性にもよりますが、きちんと論述できるようになりたいならば、漫画や雑誌よりも研究論文や書籍を読む量を増やすべしです。

文章力がない人は、ある程度まとまった量の文書を読んだ経験がたりないので、後で述べる文章の型を身につける機会がなく、なかなかうまく書けないことになります。

文章力は読書量に比例する

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文章力がない原因その②:アウトプット

また、文章力がない人はたいてい、毎日ひたすら書き続けるという経験が乏しいです。

寝ても覚めてもアウトプットし続けたことがないから、「文章力を高めたいなぁ」と思って読書量を増やしても成果がでない。

文章力がない原因のひとつは読書量の少なさですが、たとえ読書量を増やしてもアウトプットする機会がなかったら文章力が上達することはありません。

筋トレの本を読んでも、筋力がアップしないのと同じです。

文章力を高めたければ、アウトプットを増やすしかありません。

文章力がない人のための対策

以上、文章力がない原因をさくっと述べました。

次は文章力を高めるコツを解説します。

文章力がない人のための対策その①:基本は「アウトプット量>読書量」であると理解する

文章力を高めたければ、今よりも読書量とアウトプット量を増やす必要があります。

その際、アウトプット量が読書量を上回ることが重要です。

でないと、読書ばかりして書く機会がなくなり、文章力がなかなか向上しないという事態に陥るからです。

「アウトプット量>読書量」というルールを実質化するには、読んだら必ずそれをネタにして何か書くという習慣をもつとよいです。

すると、強い関心のもとで読書できるから効率よく読めるので、そのぶん書くための時間を確保しやすいし、意識づけしているからアウトプットの量も増えやすいです。

文章力がない人のための対策その②:文書の型を理解する

また、文章力を高めたければ、文章には型があると理解すべしです。

基本型は次の通りです。

ココがポイント

  1. 結論・主張を述べる
  2. 1の論拠・理由を示す

基本はこれだけです。

例えば、本記事の冒頭はこの型をそのまま使っています。

  1. 文章力は重要です。(結論・主張)
  2. なぜなら、文章力があれば癒やしたり、影響力を発揮したり、稼いだりできるからです。(1の論拠・理由)

文章が長くなるときは、この型を重ねればよいです。

ココがポイント

  1. 結論・主張を述べる
  2. 1の論拠・理由を示す
  3. 結論・主張を述べる
  4. 3の論拠・理由を示す
  5. 結論・主張を述べる
  6. 5の論拠・理由を示す
  7. (つづく)

ざっくり言えば、この基本型を意識して文章を書くと、それだけでも文章力が上がります。

その他にもいろいろ型はあるのですが、それは以下の文献が詳しいのでぜひお読みください。

めっちゃ安いのに、とても有益な技術が紹介されています。

文章力がない人のための対策その③:読書量を増やす

読書量を増やすには、興味・関心のあるテーマの研究論文や著書を読むとよいです。

でないと、すぐに眠くなります。

その際、できる限り論理構造が明確で切れ味するどい文章を読むことです。

興味・関心が一致するようであれば、ぼくのオススメは池田清彦先生の構造主義生物学本や竹田青嗣先生の哲学本です。

ボクは文章力を高めるために、院生時代に、両著者の本を読みあさり、しかも手描きで写経しました、笑。

文章力がない人のための対策その③:アウトプット量を増やす

アウトプット量を増やすには、あらゆる機会で文章を書き続けることです。

読書と連動させるならば、オススメの方法は上述した写経です。

興味・関心のある研究論文や著書を手書きでとことこ書き写すんです。

すると、文章の型が身体に染み入って、しばらくすると自分の技化します。

その他に、アウトプット量を増やす一番手っ取り早い方法は、FacebookやBlogなどで毎日1200字前後の文章を書き続けることだろうと思います。

Twitterは140字しかないので文章力の向上にはあまり役立たないかもしれません。

若手の臨床家や研究者ならば研究論文を書き続けるのが王道です。

文章力はすぐにさびるので、中堅以上の研究者も研究論文や著書を書き続けるか、何らかの情報発信をし続けたほうがよいでしょう。

まとめ

本記事では「文章力を高めるにはどうしたらいいの?」という疑問にお答えしました。

文章力を高める基本は「アウトプット量>読書量」という状態を作り、文章の型を理解することです。

文章力を高めたい人の役に立つようでしたら幸いです♪

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