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【超基礎】作業療法士のためのエビデンスに根ざした実践【解説】

京極真
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本記事では、「エビデンスに根ざした実践について知りたいです。わかりやすく簡単に教えて欲しいです。」という要望にお応えします

こんな方におすすめ
  • エビデンスに根ざした実践をしている
  • エビデンスに根ざした実践について知りたい
  • 作業療法士

【超基礎】作業療法士のためのエビデンスに根ざした実践【解説】

作業療法士のためのエビデンスに根ざした実践とは、どんなものなのか?

簡単に説明すると、基本的には個別化医療のことです。

ただ、エビデンスに根ざした実践って一体どういったものなのかと考えていった時に、作業療法士の先生方の中に誤解されている方が一部いらっしゃるなぁっと感じています。

それは、どのような誤解か、例を挙げて紹介します。

よくある誤解の例
  • 診療ガイドライン通りに実践しなきゃいけない
  • エビデンスがなければ、エビデンスに根ざした実践ができない
  • エビデンスを作らなきゃいけない

エビデンスに根ざした実践の周辺で、もしかすると、当たる部分もあるかもしれないと思います。

ですが、それがエビデンスに根ざした実践そのものなのかと考えたら、実は、ちょっと違うんですね。

エビデンスに根ざした実践というのは、個別化医療のことになります。

つまり、目の前にいるクライエントに最適化した作業療法を実践するための方法として、エビデンスに根ざした 実践というのがあります。

作業療法士のためのエビデンスに根ざした実践の具体的手順

具体的手順

では、実際にどのような手順で、エビデンスに根ざした実践を行なっていけばいいのか?

エビデンスに根ざした実践は、5つのステップで行なっていきます。

STEP
  1. 目の前にいるクライアントに関連する臨床上の疑問を作る
  2. 問題疑問が、解決につながるような情報を収集する
  3. 情報の精度や、質を批判的吟味する
  4. その結果が、目の前にいる患者さんに適応できるかどうかということを判断をする
  5. 1〜4のステップの評価

この5つのプロセスを通して、クライアントの問題を解決できたのかどうかということを内省していきます。

つまり、この5つのステップに沿って個別化された医療を、作業療法士がちゃんとやっていきましょうねっていうのが、エビデンスに基づく実践です。

エビデンスに根ざした実践が、個別化された最良の実践につながる

では、個別化された医療をしっかりやっていくというのは、どういうことか?

つまり、現状考えれる限りにおいて、一人一人のクライアント「にとって」最良の実践をやっていくっていうことです。

そう考えると、上記でも紹介した作業療法士の一部の方が誤解していることは、サケット先生とか、ガイアット先生たちが考えていたようなエビデンスの実践の基本的な発想からすると、ズレているんじゃないかなというふうに思います。

ズレているとは、以下のようなことです。

ずれている具体例
  • 診療ガイドライン通りに実践しなきゃいけない
  • エビデンスがなければ、エビデンスに根ざした実践ができない
  • エビデンスを作らなければいけない

このズレについて指摘をしている先行研究とか、文献というのは色々あります。

エビデンスに根ざした実践に興味がある作業療法士の先生方は、先行研究や文献を、機会があれば読んでいってもらえたらいいんじゃないかなと思います。

エビデンスに根ざした実践については、ググるだけでも色んな情報がでてきます。

このような情報を手に入れてもらえば、より良い理解に繋がっていくんじゃないかなと思います。

兎にも角にも、エビデンスに根ざした実践っていうのは、作業療法士の必須技能にカウントされています。

今考える限り最良の実践をやっていく、そういった感覚でやって頂けたらいいんじゃないかな、というふうに思っています。

まとめ:【超基礎】作業療法士のためのエビデンスに根ざした実践【解説】

本記事では、「エビデンスに根ざした実践について、簡単に教えて欲しいです」という要望にお答えしました。

エビデンスに根ざした実践は、国内外において、作業療法士の必須技能の一つという認識にあります。

ちょっと誤解して捉えられてしまうところがありますが、やり方としては、個別化医療になります。

だから、診療ガイドラインに沿って実践をしなければいけないということも、エビデンスがなければエビデンスに根ざした実践ができないことも、エビデンスを作らなければいけないということもありません。

5つのステップに沿って個別化医療をやっていくことよって、目の前のクライアントに対して、最適化した医療を提供していくことになります。

STEP
  1. 目の前にいるクライアントに関連する臨床上の疑問を作る
  2. 問題疑問が、解決につながるような情報を収集する
  3. 情報の精度や、質を批判的吟味する
  4. その結果が、目の前にいる患者さんに適応できるかどうかということを判断をする
  5. 1〜4のステップの評価

これを機会に、先行研究や文献などを通して、エビデンスに根ざした実践に関してしっかりとした知識を持っていただけると嬉しいです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、人間科学部長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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