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作業療法
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【2019年版】人間作業モデルに基づく評価まとめ一覧

京極真
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本記事では「人間作業モデルの評価に興味がありますが、人間作業モデルに基づく評価はかなりたくさんあると聞きました。どのような評価があるのですか」という疑問にお答えします。

こんな方におすすめ
  • 人間作業モデルの評価を使ってみたい
  • 人間作業モデルに基づく評価の種類を知りたい
  • 人間作業モデルを学べるおすすめ本も知りたい

人間作業モデルに基づく評価まとめ一覧

人間作業モデルに基づく評価は多数ありまして、以下の表は最新版を参考に評価の一覧表を作成しています。

また、日本語版の有無についても明記しました。

測定対象は人間作業モデルの構成要素に対応しています。

なお、人間作業モデルは研究が盛んなので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

評価名測定対象日本語版の有・無
ACHIEVE作業適応、意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
ACIS技能(コミュニケーションと交流技能)
AMPS技能(運動と処理技能)
APCD意志、習慣化、遂行、参加
AWP技能
CIRCLE作業適応、意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
COSA作業適応、意志、習慣化、技能、遂行、参加
ESPI環境
IC意志(興味)
Make it clear意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
MOHOST意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
MOHOxPLOR意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
NIH active record意志、習慣化、遂行、参加
OQ意志、習慣化、参加
OCAIRS意志、習慣化、遂行、参加、環境
OPHI-II作業適応、意志、習慣化、遂行、参加、環境
OSA作業適応、意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
OTPAL意志、習慣化、遂行、参加、環境
PIP作業適応、意志、習慣化、参加
PVQ意志、環境
REIS環境
RC意志、習慣化
SCOPE意志、習慣化、技能、遂行、参加、環境
SSI遂行、参加
VQ意志、環境
WRI意志、習慣化、環境
WEIS環境

人間作業モデルの構成要素と評価

人間作業モデルは以下の構成要素からなっています。

ポイント
  • 作業適応:作業有能性、作業同一性
  • 意志:個人的原因帰属、価値、興味
  • 習慣化:役割、習慣
  • 遂行能力:客観的要素、主観的要素
  • 技能:運動技能、処理技能(プロセス技能)、コミュニケーションと交流技能
  • 遂行
  • 参加
  • 環境:物理的、社会的、作業的

人間作業モデルの評価は基本的にこれらの構成要素に対応したかたちで開発されています。

人間作業モデルに基づく評価を活用する場合は、これらの構成要素についてしっかり理解しておく必要があります。

なので、評価を活用したい人は人間作業モデルの学習も怠らないようにしてください。

また、人間作業モデルの個人的原因帰属を理解するコツについては以下の記事を参照してください。

また、意志の理解については以下の記事で紹介しています。

人間作業モデルに基づく評価の入手方法

日本語版の人間作業モデルに基づく評価は、日本人間作業モデル研究所で販売しています。

入手方法は以下の通り。

step1

日本人間作業モデル研究所のサイトにアクセスする

日本人間作業モデル研究所

step2

マニュアルの販売をクリックする

マニュアルの販売

step3

事務局に問いあわせる

このように入手はちょー簡単です。

まとめ:【2019年版】人間作業モデルに基づく評価まとめ一覧

本記事では「人間作業モデルの評価に興味がありますが、人間作業モデルに基づく評価はかなりたくさんあると聞きました。どのような評価があるのですか」という疑問にお答えしました。

人間作業モデルの評価はたくさんありますので、自分が理解したい事象にあわせて選択するようにしましょう。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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